ゼロとイチの数字が浮かぶ空――そんな幻想的な光景から始まる、モンスターと子どもたちの出会い別れを描いた作品です。
モンスター――デジモンはパソコンから卵の状態で現れ、次々姿を変え進化していく。
この進化の過程が観客の心を掴み、次の進化への期待を煽り構造。
わずか二十分の短編映画ですが、作画は大変良好。
個人的には太一が二段ベッドから降りる時の癖を動きに取り入れた作画が好み。
味方側のデジモンの勝利に、ちゃんと作中で伏線がはられており、実に見事な作りでした。
ラストのコロモンと太一のシーンでは、ついつい目が潤んでしまいます。