・大晦日と過去編を同時進行させる超絶技巧
別の時間軸をひとつのエピソードにまとめるには、相当な物語構築力が必要になります。
過去編がフラストレーションにならず、しっかり意味のあるものになっているあたりがお見事でした。
・駄菓子屋がれんげに甘いワケ
なんで駄菓子屋はれんげにだけ甘い(というより弱いら)のかと思っていましたが、赤ちゃんの頃から知っていたからなんですね。
駄菓子屋と赤ちゃんれんげのやりとりに、心を癒やされました。
・成長して変わったれんげ、でも変わらない二人の寝姿
赤ちゃんから女児に成長して変わったれんげ。
でもやっぱりまだまだ子どもだし、最後には駄菓子屋といっしょに寝ちゃう。
二つのエピソードでオチを同じものにし、二人の関係の変わらなさが描かれているところが、実に最高でした。