メイン…の周りにいる、いわばサブキャラたちや、
そこで繰り広げられていた、C&Tたちには一見関係ないと思われていたドラマが、
一気に距離が近くなり、彼ら・彼女たちのドラマも掘り下げられた今回。
アーティマモ劇場や、7●イ?をネタにしたような笑えるAI問題を挟みつつ、
その当たり前の存在であるAIを潜り抜けた人間たちが動き、変わろうとする、政治社会を含むC&Tの周辺の前兆感。
前々回でちょっとだけ触れた火星であるゆえの問題が、ここに来て別サイドからも本格的に浮き彫りになってきているが、
特に難民問題は、個人的にはやはり…今のトランプ大統領を反映したものなのかなと思ったり。
私が欠かさず聴いてる大好きなラジオ番組「アフター6ジャンクション」のC&T特集でもナベシン監督が仰ってた、
『理想も込めた近未来の舞台』であるにも関わらず、私たち観客側の現実問題のメタファーがどうしても入ってきてしまう辺りも含めて、
本当に今作は見れば見るほど、音楽背景の他の追随を許さない凄まじさはもちろん、
物語やアニメ観点からも、大変興味深い作りになっているなーとしみじみ…
2クールで終わらないでほしいと思う一方で、
ここまできたC&Tの世界をどうたたむのか…
さらっとあっちゅーまに、しかし考えるとどこまでも魅了してくれる今作において、
実は物語的に後の大きな転換点になるのかなーと思う一話だった。