女の子の可愛さを堪能するため邪魔にならない程度の差し障りのない会話をお楽しみ頂く不条理日常アニメの極北。中身なんて全くねぇ、落語なんて無関係――と言いつつ(言われつつ?)円盤特典の創作落語は異様に出来が良いわ、『落語天女おゆい』で主役を張っていた後藤沙緒里がメインにいるわで題材への愛もひしと感じる。そうはならんやろな脱線会話をひたすら続けられるのもボケたがりの落語家たちだからなのかもしれない。作者の思想が垣間見える時事ネタから危険なパロディまで、10年経っても古びれないのはひとえに唯一無二のマニアックさ故。ミッキーの声真似する流れが危険すぎてお腹が痛くなるくらい笑いました。