サービス開始日: 2021-04-11 (1348日目)
原作既読・1期視聴済みなので余計に気になるのかもしれないが、粗が多いと感じる。
単行本約16巻分を1クールでアニメ化するとどうなるか、という実験のような作品。
結果、多くのものを捨てれば不可能ではない、という前例になった。BGMの力は大きい。
誰もが「何か事情があったな」と察さざるを得ない作り。
第6話に総集編が入っていること、作画が次第に粗くなったことなどから、現場も相当逼迫していたことがうかがえる。
ただ、当然「どういう事情があったか」については関係者の誰も語らないので、視聴者は憶測するしかない。
その憶測が、視聴者同士、ファン同士の諍いに発展していることもある。
視聴者に対し、アニメではなく内部事情を(中途半端に)見せるような作品はどうかと思う。
原作ファンとしては、GFハウス脱獄編から先のアニメ化はコスト面で不可能だろうと考えていたので、2期の制作がなくても特に不満はなかった。
作られなければ淡い期待を抱き続けることもできたはずだが、最終話までアニメ化されたことでその楽しみも無くなってしまい、残念。
アニメの影響で原作が売れているという話も聞くので複雑な気持ちになるが、その売上が再アニメ化に繋がらないのならあまり嬉しくはない。