今期ナンバーワンのダークホース。ベースはゴリゴリの王道少女漫画。コンプレックスや多様性?といった要素を織り交ぜつつ、極めつけの怪獣要素はあまりにも意味不明。それにもかかわらず物語として破綻せず、異素材ミックスの奇作として成立している。後半にかけては奇抜さへの慣れや中だるみによる失速感も否めないが、総じて見れば十分に評価に値する意欲作。特にOP・EDの完成度は高く、とりわけEDは古き良き平成アニメを彷彿とさせつつ作品の世界観にもマッチしており、今期トップクラスに良かった。今後残された展開は、出自の謎や逃走した怪獣との対決など、少女漫画の文脈からはやや外れそうな要素が多い。個人的には少女漫画要素のほうを大きく膨らませてほしいところだが、どう転ぶだろうか。2期の有無は分からないが、ぜひ完結まで見届けたい。