僕が「これはただの子供向けアニメじゃないぞ」と確信したのがこの回.
まず驚いたのが,ほまれがプリキュアになれなかったこと.まだトラウマを抱えたままのほまれは,プリキュアになれなかった.これは,プリキュアはトラウマを払拭するための救済ではないし,自分の悩みを自分で解決できない者に人を助けるようなことはできない,というメッセージなのだろうか.深い,深すぎる…!
あと衝撃だったのが,ほまれがはなの応援を拒否するシーン.「応援をテーマにした女児向けアニメを50話作ります!」って言って,「無責任な応援は逆に負担になる」描写を4話で入れるか普通?まだ4話だよ?クライマックスあたりのテーマになってもおかしくないでしょ.単に「がんばれ」という言葉で励ますだけではなく,一緒にいてあげること自体も応援の一つなんだって気づかされた.やっぱり深すぎるって…!
このアニメは結構自分と重なるようなシーンが多くてマジぶっささる.ていうか,ほまれちゃんが僕の好みにマジぶっささってる.CV小倉唯のショートカット低音クーデレ系キャラとか神過ぎない?悩みとか抱えながらも前向きに頑張るところが良き.ほんとに応援したくなるキャラ.
このアニメを見始めてから数えきれないくらい涙を流してるけど、今回ほどに嗚咽して泣いたのは初めてだった。
今までは生い立ちとか関係性とかからぼんやり見えていただけだった、壮五の音楽に対する思いや環の壮ちゃんに対する感情が、初めてちゃんと言語化された回。マジで神。神of神。
セリフや表情、話し方のすべてにキャラクターの感情が深く込められていると感じた。ほんと製作陣すごすぎ。深く込められすぎてるせいで見るたびに新たな気付きがあってまた泣いちゃう。
半分第一印象で壮五推しになったけど、改めて壮五推しで良かったわ。あと環かっこよすぎてマジ惚れそう。