とにかく、怒濤の「エモさ」に溺れそうになりました…この作品は、「劇薬」といっても過言ではないくらいエモさに満ち満ちています。私に刺さりまくる作品でした。
まず、ドルオタの範囲を越えて全てのオタクに対して何かしら共感する部分のある「オタク賛歌」であること。
「しかし何しろ金がない オタク全員金がない」
「生きてる事が私への『ファンサ』だから」
などなど、ここに書ききれないくらい毎話毎セリフ、オタクならば死ぬほど頷ける「名言」ばかり…まさに共感の連続でとても気持ちいいのです。
端から見れば「気持ち悪い」のかもしれない。でも、何かに、誰かに、ひたすら一途になることってこんなにも素敵なことなんだなと、改めて認識させられました。
次に、素晴らしいほどの「百合物語」でもあること。これは観る前は気づかず、まさに嬉しい誤算でした。
舞菜ちゃんのことが誰よりも好きなえりぴよさん、そしてそんなえりぴよさんのことがとても大切でもっと仲良くなりたいと思う舞菜ちゃん。アイドルとファンという関係の百合がこんなにも素晴らしいなんて!!
普通のCPと違い、基本的に現場でしか会うことが出来ないという関係の特殊性から、すれ違いな片想いになったり、決められた時間で想いを伝えなければいけなかったりと障壁が多い。そのハードルの多さが、切なさや尊さを加速させていて、何気ないやり取りすら愛おしく見えてしまうのです…
えりぴよさんと舞菜ちゃんだけではなく、まきゆめChamのメンバー同士でもあら^~なCPがいて、もう色んな可能性を見せて頂いてありがとうございますとしか言えないです(語彙力)
そしてこの作品、「オタク賛歌」だけあって、どういうものにオタクが喜ぶかよく分かってます(笑)
特に最終回、あの流れからの「♡桃色片想い♡」のえりぴよ・舞菜デュエットバージョンはずるいです、本当に鳥肌立ちました。
「オタクであることの喜び」と「エモいという感情」を観る者にこれでもかというほど感じさせる、とても素晴らしい作品でした。こんな素敵な作品に出会えたことをとても幸せに思います。
メモ
Date:2020/1/13-2020/3/30
Ranking:2/10