満足度:8/10 おすすめ度:★★★★★
ヤンキーのような見た目の少年と、お嬢様学校に通う少女の恋愛ストーリー。
上質な恋愛アニメを観たとき、女性ならば「キュンキュンした」、男性ならば「ドキドキした」と言う人が多いだろうか。しかし私は違う。もう二度と戻ってこない青春時代に思いを馳せ、絶望的な感情に支配されるのだ。もう少し分かりやすくいうと「死にたくなる」。
現にこのアニメを観終わったあと、あまりにも美しい恋愛、友情、そして家族の絆が描かれていて、自宅のベランダからダイブしたくなった。気付けば私の体は光の粒子となって、サラサラと風にさらわれて消え去っていた。私は今、天界からこのレビューを書いている。
まず目を引くのがビジュアルの美しさだろう。あまりにもヒロインの和栗薫子が可愛くて、何度身悶えたか分からない。
そして、本作のストーリーは「偏見」が裏テーマではないかと考えている。
主人公はヤンキーのような見た目だが、誰よりも他人に優しい男である。ヒロインはお嬢様然としたルックスだが、一般家庭の「特待生枠」としてお嬢様学校に通っている。
つまり、作中のキャラクター同様に、我々視聴者も最初はキャラクターに偏見を抱くところからストーリーに触れることになるのだ。そして、物語が進むにつれてだんだんと偏見という殻を破り、キャラクターへの愛着が湧く作りになっているところが凄いと思う。
あまりにも綺麗すぎる世界で、私にとっては眩しすぎるが、多くの人におすすめできる作品だ。