チーム白鳩最大のピンチ。
アクションシーンは少ないが,その分,王室内の動き,特にリチャード・シャーロット・メアリーの深い描写がメインとなる。
赤いバンダナの狙撃手の素性も明らかになった。
そしてラストの展開よ。
ノル公は誰に対しても1枚も2枚も上手だ。
これでストーリーの半分が終了。物語の風呂敷が広がったようにも見えるが,どのように収拾するのか。
早く続きが見たい。
2023年4月11日,4回めの鑑賞をしたので,ちょっと考察。直前には第1章第2章の地上波放送を見た。
第1章ビショップ(ウィンストン侍従長)は最後に雇い主について口を閉ざした。
ビショップの二重スパイ雇い主はアーカム公リチャードなのではないか。
最後に撃たれるときに赤いバンダナの男を見て「お前は…!」と言っていたし。
第2章冒頭のリチャード帰国パレードの狙撃は狂言であった。
最初からリチャードが企てていたのだろう。
興行主ジョンソン・カーターが噛んでいたロンドニウム号事件もアーカム公が仕組んでいた。
カーターはリチャード投獄の際に映っていた。
ノルマンディー公はノルマンディー公で暗躍していることをうかがわせる。
TVシリーズでは王国の安寧のためだけに,(裏で何しているかわからないが)献身的に働いているように見えていた。
しかし,ことあるごとに「まだ時合ではない」と泳がせ,決定的な場面で動く。
王位継承権1位となったメアリーの家庭教師を増やすことを決めたのはノル公。
あの猛烈厳しい家庭教師を連れてきたのも(おそらく)ノル公。
必要あらば体罰も辞さないように言ったのもノル公。
もしかしたらノルマンディー公は大きな野望があるんじゃないか? 自分が王となる大望を。
たぶん,ノルマンディー公の本性はまだ描かれていないのだと思う。