・ワンシーンワンシーンが淡く鮮やかでうつくしく、まるで一本のアニメ映画を見ていたようで、30分がとても長く感じました。
・まろやかで溶け込むような背景、透明感の音楽も素晴らしいのですが特に表情の機微が丁寧に描かれており、見ていて心が切なくなります。あまり語りすぎずじんわりと感情を溢れさせる演出、動作が流石京アニ、本当に素晴らしいなと思いました。
・自動手記人形とは、それから世界観の詳細にわくわくしました。回を重ねるごとにさらに明らかになるのが楽しみです。
・作りものをにおわせる言動をするヴァイオレットの、少佐との最期に声を荒げるシーンが非常に印象的でした。唇に紅をさしているような少女らしいデザインがふと人間らしく可愛いです。
・馬車のシーンで車輪の音のみをバックに流すところが臨場感がありました。
・いかなるシーンにも手を抜かず、サブキャラクターの描写にも余念がないところも素晴らしく、ずっと引き込まれながら最後まで見終えました。
ぶっちゃけ京アニとはいえ例年豊作となる冬季のオリジナル枠、過度に期待するのはよくないのかもと思っていましたが、反省です…。とても感動しました。彼女がどのように成長していくのか、これからの展開が非常に楽しみです。
でも愛してるの意味を知っても少佐がなくなってしまってたら…と思うと胸がいたい