京都アニメーションが作ってしまったアニメ至上最高傑作。
主人公の黄前久美子が弱小吹奏楽部に入学して先輩や仲間と共に成長していく物語。
さまざまな部内対立がありそこをどう調和しなければならないかというシリアス展開も見どころです。
まずは顧問の滝先生が入学してきて、半ば強引に全国大会のスローガンを掲げることに、弱小校でダラダラとやっていた部員たちは滝先生の厳しい言葉に反抗する。
もちろんそんな状況で統率も取れる訳ないので、演奏もぐちゃぐちゃ。
そこからどう一丸になって取り組んでいくかの過程が彼女たちの勝利に対しての欲望を呼び覚ますことになる。
そして、まずは府大会を制すために、強くなった彼女たちが、レギュラーの座を掴み取る為に必死に行動し、対立し、時には涙し一つの目標に向かっていく姿は必見です。
またキャラクターの絡みは最高で、高坂麗奈と久美子の絡みは尊いを通り越して神です。
音楽に関しては言うまでもないですが、京都アニメーションの手がける作画は一枚一枚が美しく、これが9年前の作品かと思うと末恐ろしいです。