過去に大切な人・家族をなくした3人が出会い、ホームレスとして3人一緒に暮らしているところから物語は始まる。本当の家族ではないけど、家族のような大切な存在としてそれぞれに役割があり、平等な立場で暮らしている。間は割愛するが、クリスマスの夜に赤ちゃんをゴミ捨て場で発見し、後にある病院の新生児室から盗まれた赤ちゃんである事実が分かり、本当の両親にキヨコを返す物語。物語の中で、それぞれ過去の人物にと再開し過去の経験を振り返る場面があるが、赤ちゃんを返した後に3人がどうなるのかは描かれていない。3人の結末は見る側に委ねられている。それはなぜか?多分「家族」、血の繋がりはないけど「家族」に焦点を当てるために描かれていないんだと思いました。ホームレスに対する臭い・汚いも描写がちょこちょこあってそれはそうだけど、心は誰も一緒。臭くても汚くても裕福でもホームレスでもそうじゃなくても、大切な人や繋がりを求めてる。そんな映画だと思う。テンポの良い1時間半