「ROBOT RONDO」は、押井守監督の「イノセンス」の前半部分のベースになったお話。
SARU版は原作と同じくゾンビホラー的な幕開けをする。
押井版は映画第一作目と繋がるように人形ホラーにすり替えられている。
キャラクタの反応などはぜんぜん違うが台詞はほぼ同様だったりするところが興味深かった。
ゴーストダビングされて消されそうだった子どもたちに「どうなるか分かっててやったのか」的なことをバトーが言う。
あれは映画版だと「酷すぎない…」と思うけれども、原作やSARU版ならわりと納得できる。
生命の値段が軽いのだ。戦争のせいもあるし、AIのほうが有能だし、非合法ながらゴーストを含めて人間をコピれる世界になっているからでもある。
輝かしい未来というより世も末という感じだ。それでも笑って生きる。
逞しさと狂気の間を原作とSARU版は突っ走っていく。