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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

アッシュが愛しすぎてしんどみが凄まじかった。
絶対涙腺崩壊するとわかっていたので、物語の顛末を予習して、心の準備をして観たが、どう頑張ってもストーリーのつらさに声を上げてボロ泣きしてしまう。
どうしてそんなに事がデカくなってしまうの?どうしてこんなに幸せから遠のくの?と考えてしまうが、結局そうならざるを得ない業の深さや因果をどうしても感じてしまう。登場人物たちの歪んだ感情が交差する。

アッシュと英二への感情移入は避けられない。
穏やかな日々の場面がギャグ要素も含まれつつ描かれていたんだけど、悲しいシーンとの落差が激しすぎて本当につらかった。「どうせ引き離すんでしょこの先!」ってわかってても、納豆を始めとする和みパートは愛おし過ぎた。
18話のアッシュが英二に「さよなら」を告げ、触れ合うことすらできない。アッシュの去り際目覚めた英二だが、涙ながら「行け!」ということしかなかったシーン。互いのためとは何なのか。号泣。割とここから涙腺崩壊が始まりオープニング映像だけで泣けてくる始末。

傷つけたり、殺したこと自体は許せないんだが、主要キャラでこいつは一生許さんみたいなやつがいない。結局ゴルツィネも月龍もオーサーもラオも憎みきれなかった。みんなどこかしら孤独で、愛を求めてて、人のものが羨ましくて、不器用で、血縁に悩まされて、守るべき純粋な愛情を探してる。そりゃそうだよ。
ゴルツィネが次々と契約してくる敵のオッサンたちは単純にキモかったけどね。
オーサーに腹立つ場面は正直結構あったけど、なんだかんだCV細谷佳正氏で許せちゃったんだよな。

ストーリーに関しては、これから原作を読んでもっと掘り下げていきたい。

映像に関して
下衆い醜さも、リアリティも、避けることなく製作してくれたことに感謝しかない。
朝陽、夕陽、街のネオン、瞳に差す光など、光に力の入った作画だと感じる。何を示すか、メッセージを持って描かれているんだろうな。
雨や雪が降っているシーンの色味が美しくて、物悲しい空気感を見事に演出していた気がする。
アメリカのストリートな景観や、登場人物たちの服装もとても好きだった。赤いスニーカー買っちゃいそう。

音楽に関して
どの(良質な)アニメの主題歌に関しても言えるが、毎回どこからこんな良いアーティストを見つけてくるんだと驚く。よほどセンスの良い発掘者がいるんだろうな。
23か24話の工事現場での戦闘シーンで、1期のOPかかるの反則すぎた。定番っぽい演出だけど、オタクのツボを刺激しすぎてる。
大沢伸一氏による音楽もたまらなく良い。緊迫感と穏やかの緩急、たくさんの音色が使われている。リズムがタイトめなのが多くて好き。キャラクターやシーンに沿って、国籍に合わせていく感じのトラックに魅力を感じる。

軽い気持ちで視聴を始めたが、好きな作品最上位に食い込んだ。
アッシュのこと一生忘れないよ…。



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