またまたゾンビといったらショッピングモールというお約束を踏襲した回。
暴動騒ぎの具体的な様子が当事者の目線から語られる。
みーくんの友達はすでに故人であるということが3話で語られているため冒頭から気が滅入る話になったのではないか。
とりあえず外に逃げるよりモールに立て籠ることを選んだのはこの時点では良い判断であったという他ない。
不謹慎だが、トイレや衛生事情に触れたのは良かった。
何日か過ごしたあと、我慢できずに外に出る判断をするが武器の用意は何もなかったのか…。
合間に差し込まれる学園生活部の様子は、この時点ではまだ食料が豊富であった。
めぐ姉を呼んでくるという由紀の一人になったときのホラー演出。
運転は胡桃がするということにも都合よく解釈し、順応するところも狂気を孕む。
悠里は本気になると目が見開くというお約束は凄く良い。
めぐ姉は乗り込むところもみせず、みると隣にいる幻影具合が気づくと面白い小ネタだ。
廃墟に差し込む夕日の中、遠足はスタート。
音楽と相まってゾンビ映画の退廃した気怠さが良く再現されていて不思議な魅力があった。