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とても良い

オープニングのスガシカオの歌を聞きながらキャラクター紹介が入るが、背景にノイズが入って少し荒い。もちろん本編は荒くないので、そういう雰囲気付けなのだろう。
何者かに追われる少年、城之内。
そばには白い芋蟲みたいなもの。
それを一心不乱に食べる不気味さ。
回想でフィアグールの病院に通っていたことがわかる。
霧間凪と黒田との会話を城之内が聞いていたという部分だが、完全に原作読者向けの描写のため原作ファンにはたまらない。
(夜明けのブギーポップ参照)
骨肉腫ができた城之内も、きっと来生先生に実験されて完治したということだろうか。
恐怖について語る来生先生の描写にはゾクゾクする。
一週間高熱が続いて能力に目覚めるシーンはジョジョ4部のスタンドの目覚める描写のオマージュである。
城之内は蟲が見える能力に目覚めた。
こういう不気味な能力に目覚める描写も当時としては凄く新しかったな。
少年少女は必ずしも綺麗な能力に目覚めるとは限らないという厳しさがある。
城之内は自分しか見えない蟲の味に魅せられていく。
1話の少女の蟲も城之内が食べたのか。
蟲を食べることで人を救っている気になった城之内。
そのしっぺ返しも淡々としてて静かな後悔が彼を蝕む。
城之内の母が殺人鬼に殺されたというのも原作とザッピングしている。
謎の少女の蝶で、「笑わない」の早乙女君の回想…これもファンサービスか。
段々と蟲を食べる欲望に憑りつかれた城之内はブギーポップファントムに狙われた。
霧間凪が登場して城之内を助ける。やっときたかーって感じだけどすぐフェードアウト。城之内は失踪したことがわかりこの回は終わる。
独特の闇というか、ミステリアスなものがそこら中に張り巡らされていて好きな人にはたまらない回だろう。



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