序盤の人間関係の掘り下げや世界設定のゆるやかな開示がピーク。面白くなりうる要素はたくさん詰まっていたのに何故……。
結局のところ、それらの要素がうまく結び付かずバラバラのまま終わってしまったのが問題だったのかも。特に人間関係の描写の積み重ねが終盤のドラマにほとんど影響していないのはあまりにも惜しい。好きだったんだけどなぁイチゴとかゴローとかの関係……あそこも想いに決着がついたというよりかはなあなあの消極的なところに落ち着いちゃった感じで、ちょっともにょる。
クリエイターが各々やりたいことやってるのは伝わるし、作画・演出は突出して素晴らしい作品ではある。他作品のオマージュも盛りだくさん。まあそれは良い。ただそこに一本筋が通るような筋立ては用意して欲しかった。日常芝居の作画なんかは好きなカットがたくさんある。
作画面でももう少し欲を言えば、戦闘アクションでもっと見せるような動きがもっと欲しかった。
いや~~~~~~~~~ホント好きだし期待も大きかっただけに色々言いたいことがありすぎる作品でした……