作中全体を通してミスリードは少なく、分かりやすい構造。
常に感情優先のアクションで、リアリティはあまり尊重されていない印象。
特に対ナポロフのシーン。
ついにハロルドが自律的思考によりアクションを起こしたタイミングで、ヒエダが、その先のアクションを止めるように一喝。
この時のハロルドの様子として、少なくとも演出上は、強行しようとしているように見えず、状況としては武器もすべて奪っているため、これまで背後から襲われ続けている流れを見るに、慎重に会話をするよりもナポロフに手錠をする方がプライオリティは高いのではないかと思ってしまう。
もしハロルドが一触即発の雰囲気で、ナポロフの煽りでもあれば次のアクションを起こしそうなのであれば、距離感として適切だと感じるが、そのようには見えないのが少し残念だったところ。
この辺りは原作を読むと描かれ方が違うのかもしれない。