見始めた頃からは想像もつかないような着地点だった。
時間を加速させて子供を作った時点でザシュニナと対峙し、その間に花森がやはり加速させた16年で娘を育てた…という解釈でいいのかな。大きな犠牲を払ったとんでもない"交渉"。
以前花森が真道から何かを聞いて泣きながら走り去ったのはこういうことだったのか。そりゃ泣くよなぁ…。
異方存在の顕現・消滅によって、人類が進歩の途中であるという自覚をしたことを"正解"と捉えるならば、ザシュニナが言っていた「人よ、どうか正解されたい」という文言は達成されたのではないだろうか。結局それを言った張本人は不正解の道を辿っている…という、なんとも皮肉めいた話。