令和の時代に舞い降りた、久しぶりの王道な日常系アニメでした。本当に面白かった…!
メイン5人が揃うまでの序盤4話は、まこっちと食文化研究部の会話に若干のぎこちなさが見られたり、思ったほど料理要素が多くなく、このアニメを通して何を描きたいのかが見えてこず少し不安を覚えるスタートでした。
しかしそこからが圧巻。キャラの導入を済ませたあとは思う存分気持ちの良いキャッチボールが見られ、一人一人に心情の変化が生じるエピソードもアリ。6話のダイエット回、9話の大学祭、そして10話の帰省エピソード。この辺りはその中でも指折りで、一つ一つのシーンに見所がつまっていて何度でも見返せるなぁと感じました。
あとは最終回の冒頭に差し込まれた、まこっちがひとりご飯に行くシーン。1話との対比をここに持ってきて、勿体ぶらずにOPに入る。『ひびめし』の美しさが焼き付く最高の一幕でした。
こんな素晴らしいアニメを世に送り出してくださった制作陣の方々に言いたいことはただ一つ。
「ごちそうさま!」