「貴様、人か屍か」
「何方でもない、俺は屍リだ」
OPで何度も聞いたこの台詞が物語結末の鍵になると思っていたのですが。生駒くんの男気勢いや穂積の可憐さ、そして何より動画の良さで押し切った感じでしたね。観終わったあとの感覚は「インターステラー」のそれに似てるな、と思いました。ちょっと期待が大きすぎましたね。
白血漿そんなに効くならどうして復讐に凝り固まって量産の研究に力いれないの。カバネリより来栖のほうが断然強いよね生死の境からいとも簡単に帰ってきて頬赤らめる余裕まであるし。突っ込んでくる列車を立ち止まって進行方向逆に跳ね飛ばすっていうことは生駒くん体重5000トンは下らないよねあれ密度おかしくないとか挙げだしたらきりがない突っ込み所がやっぱり素直に観られない大きな理由になってると思います。そしてつい、たぶん制作の人は作りたいものを作れずにすごく苦しんでるんだろうなあ、でも観客が見てるのは作品だけだからそんなことは関係無いしとか考えて複雑な気持ちになっちゃいますね。
この作品は安心して楽しめる作品がいかにスゴいものなのかっていうことを間接的に教えてくれた迷作なんだと思います。