黒い涙について、惟子の涙とのつながりはおもいだせてなくて、そうだったと思いました。
前半の話、ケーキを手にお店を出たところで、あ、と予期してしまって……。覚悟決めるぞ決めるぞ決めたぞ、と相当身構えたのですが……それでもやはりつらかったです(つらい以上に、いっだい……となりました……良い音でしたけど良い音すぎました……)
溶かした氷を身に浴びるのが好きでした。その氷たちはツェペタに至るまでにレターナが涙こぼしていった、多くの人々からもらってきた温かい心も含まれているものと思ったので(前回、ツェベタに操られた孤児院の子が操られながら流した涙に宿る声で、それはおそらくツィベタと同じになるために余分な部分だと思いました。そして、心の力が燃料のようなものだとしたらそれを使えば使うほど、記憶はあっても暖かさを思いだせなくなっていくのかもしれないと考えました)。
これは蛇足で、見当違いかもしれませんが……このつらいAパートを絵コンテ・演出を副監督の方が担当されたことにそれを引き受ける覚悟を感じました。