ドレゲネがモンゴル帝国を憎むことになった経緯が丁寧に描かれ、キャラクターたちが生き延びるための必死さが伝わってくる回だった。
メルキト族の長・ダイルに嫁いだドレゲネは、クランたちと心を通わせながら少しずつ居場所を見つけていく。しかし、メルキト族を愛するようになった矢先でのモンゴル軍による襲撃は2話のシタラを思い出すようで辛かった。
降伏して女子供の命は守れても、因縁まで消えたわけではない。だから男たちは戦い続けなければならない。命を守るために妻であるドレゲネまで「メルキト族とは無関係」とし、モンゴルの兵士にしっかり記憶するよう釘をさすダイル。その姿から、長としての責任を全うする覚悟が感じられてカッコ良かった。前回の話を振り返ると、ジャダ石はダイルの形見であり本当に大切なものだったのだと改めて胸に迫る。
また、クランも生き抜くために本心を押し殺す強さを持っていた。結果的にモンゴル帝国に敗れはしたものの、メルキト族の心の強さが印象に残った。
ドレゲネの過去を知ったことで、彼女のモンゴルへの激しい恨みにも納得がいった。シタラがドレゲネに仕えることで、どんな嵐を巻き起こすのか楽しみ。