いや……他の女の子、いる?妹がいれば、異性の幼馴染もいる、部の生徒はみんな女の子、出会う個性的な子は女の子ばかり……。男女比率が気に食わなさ過ぎて、ただただ苦痛だった。ラブコメもののはずなのだろうが、はたから見れば(私の苦手な)ハーレムにしか見えない。要はもっと男も登場させるべきだ。
他の子たちの個性が強すぎて、正直なところ七々子の存在が薄れていたように感じる。何より、彼女と同じく無口である少女を登場させてしまったのは愚策だろう。これにより、七々子の無口というアイデンティティが失われてしまった。しかも、問題の少女が無口である理由は特に語られず。ますます存在理由が不明である。声は可愛いのだから、喋ればいいのに。
七々子が川柳にこだわる理由は?なぜからかわれても川柳をやめなかったのか?なぜもう少し情報を載せられる短歌ではないのか?最終話で伝えたいことが多かったのか、川柳を連ねるくらいなら普通の文章でよいのではないか?疑問が残る設定。川柳の内容も直球のものばかりで、川柳としての強みがあまり活かされてない気がする。