半年ぶりのきらら枠なので放送への期待値も高まっていたが、その期待に充分すぎるほど応えてくれた。原作既読の方が楽しめると聞いたので、公式マンガアプリで無料になっていた3巻まで読んでから視聴。かなり原作に忠実なアニメ化だったと思う。ただアニメにするだけでなく、桃の変身時間を可視化するなど、上手くアニメとしての強みを生かしていたと思う。擬音などの演出も、マンガをそのままアニメにしたらこんな感じなのかなと思わせられる。「ぽがー」とか、独特な表現や効果音も特徴的で楽しい。ただ、アニメでの独特な間がどうしても慣れなかった。これごと楽しめればかなりの傑作かと。今作品の制作会社であるJ.C.STAFFが今期4,5本担当していたので、まちカドまぞくのクオリティが下がらないか心配だったが、特に問題もなく終わってくれて安心。
shami momoの、奥底には確実に存在するお互いへの好意を読み取るのが醍醐味。桃からのアプローチはあまり直球に来る感じではないのだが、要所要所でじわじわと確かな感情が感じ取れる。2周目以降は特にそれがわかりやすい。尊いが過ぎる。きららジャンプがないと当初は騒がれていたようだが、shami momoの雰囲気やOP最後に写る最高な写真を見ていると、この作品にジャンプは合うのだろうかとすら思えてしまう。
ギャグや言い回しが高度ながらわかりやすい面白さ。涙を「目汁」と言ったり、「拳のみねうちはただの裏拳」だったり、ちぎ投げだったり。頭が良くないとこういう表現はできないと思う。
OP曲、歌詞が強すぎる。これもう実質ラブソングでしょ。最初聴いたときはED曲好きだなーと思ったけど、2,3回聴いたあたりでだんだんOP曲の方が好きになりそうと思い、3話で実際にそうなった。聴けば聴くほど好きになっていくタイプの歌だった。
なぜこの作品が標識モチーフなのかは最後までわからなかった。