朝の周囲で起こる一つ一つの会話ややり取りは、その場では明確な意味を持たないように見えるが、どれもどこか心に引っかかる。この作品はそれらを説明せず、感情や関係性を断定もしないため、視聴者は「なぜ刺さるのか」を言語化しきれないまま受け取ることになる。一つ一つのシーンの意味を理解しないまま進むことになるが、気づけばもう11話。
朝と槇生、その周りの人物との関係、内面への理解も、回が進むとにつれて気づかないうちにじわじわ進み、そのことの積み重ねが謎の納得感を産んでいるのだと思う。
綿密な設定を積み上げて壮大なストーリを書ける作家は天才だとおもうが、こういう日常の何気ないことを積み上げて違和感無くキャラの内面を理解させストーリを運ぶことが出来る作者も天才だと思う。