原作既読。
原作既読で展開を知っているにもかかわらず、息つく間もなく、考えを整理する暇すら与えられないまま怒涛のように話が進んでいくことに圧倒された。冒頭のドレゲネとボラクチンの会話も内容が分からないまま進み、シタラ自身も何が起きているのか把握できていないため、視聴者もシタラと同じ情報量で周囲の行動から状況を推測するしかない。この不安定な状態が強い緊張感を生み、起きていることのすべてに「何か裏があるのでは」と深読みさせられる。各登場人物の意図や本音をあえて見せない作りも巧く、その真意が後で明らかになると思うとワクワクする。最後のトルイの場面も、原作で展開を知っているからこそ、アニメではこの場面をどう見せるのかという期待が高まる抜群の引き。原作既読でも緊張感をもってアニメに集中してしまう、文句なしの「とても良い」。