原作既読。
トルイの死を巡る陰謀とボラクチンの策略が、シタラを完全に手のひらの上で翻弄していく展開が面白い。原論を返され、「自分の知恵を生かしてモンゴル帝国に仕える」という可能性に一瞬引き込まれるシタラが、タライの音をきっかけに復讐という原点を思い出す演出も印象的だった。そして何より、第9話から引き延ばされていた「トレゲネは裏切ったのか」という疑念が、シタラ自身の問いによって晴れる瞬間が気持ちいい。これまでのエピソードでトレゲネに感情移入してきたからこそ、その疑念の解消が視聴者にも強く響く。新たな展開への引きも抜群で、原作既読なのに次回が待ちきれない。