原作未読。
前半はやや退屈で、今後につながりそうなのはクリフの魔眼やペルギウスの王の資質に関する問いくらいだと感じてTP4のサブタイトルを疑わしく思っていた。
しかし後半、ヒトガミとのやり取りの後、未来のルーデウスが現れ、「ヒトガミがお前を騙そうとしている」と警告する展開から急に面白くなてきた。
1期から続いてきたヒトガミの謎がここで本筋として浮上し、これまでとは違って、龍神とヒトガミの構図が逆転する可能性(善と悪の逆転)まで見えてきたことで、ようやく「こういう物語が見たかった」と思えた。本話の前半も、この後の物語につながる伏線だとすれば評価は変わってくる。
一方で、いまだ3~6話は作者の欲望や受けを狙ったエピソードを挟んだ結果の中だるみだと感じている。正直もう少し別のやりようがあったとも思う。さらに、ヒトガミの忠告に従った場合に父親が死ぬ事はなかったと知らされた際のルーデウスの反応は、父親の死にあれほど落ち込んでいた過去の描写と噛み合わず、作者の人物描写の一貫性にも疑問が残る。そういう意味で作者への信頼が全回復したかといえば否である。
それでも今回は、ヒトガミの正体や龍神との関係、これまでの選択がどうつながるのか、物語そのものへの興味が久しぶりに強く戻ってきた。