キュアミルキー生誕祭として視聴。
プリキュアとしての経験を経てたくましく成長したキュアミルキーが、祖国を救う大立ち回り。
落ちこぼれの監視員という劣等感はもうない。
ディストピア感ある描写は一見抑えられているけど、判断力も体力も衰えたララの家族たちの描写はやはりエグイ。
ララの危機に対して無実を信じるどころか、放送を通じて自首の進言すらする始末。ろくでもない家族に胸が痛むが、それでもララは大切に思っているという。
捨てる神あれば云々とはよく言ったもので、ララの本当の味方は家族ではなく、監視員としての相棒であるパーソナルAIだった。
マザーAIの指令を拒否して、むしろ逆に説得するという行動。ここまでの回では「感情をうっすらと感じさせる」という程度だったものが、行動原理が確固とした情に由来した、独立したキャラクターにまでなっている。
なんと、「キラやば☆」まで使いこなすに至った。驚きであるw
ララの成長や活躍が見られて嬉しい回だけど、アイワーンにも存在感あり。
序盤はあまりに浅慮が目立つ浅はかなキャラだったけど、復帰後はより強い狂気を感じさせるよい悪役になっている。