サービス開始日: 2020-08-10 (1604日目)
年内最後の夜実況。
「人魚姫としては云々」などと野暮なことは言わない。純粋に面白いかどうか。
ハリーに想い人がいることを否応なしに知り、告白するまでもなく失恋したほまれだけど。
彼女がこの精神世界から、どうやって生還できたのか。この回の大事なことが、あまり理解できていない。
本日の夜実況。
いじめがお題になっている意識の高い回。はなが過去に受けたいじめを水に流すまでの描写が薄く、取ってつけたような美談になってる。
「時を止めてしまったら、誰かを許すこともできなくなる」という、本編と関わるメッセージも一応ある。一応、坪田さん直々の脚本担当回だからか。
でもそれを言うなら、「誰かをいじめた罪は、時と共になくなるわけではない」こともセットで語ってほしかったな。
ジェロスの直属の部下、タクミとジンジンが手柄を焦ってやらかすのだが。部下の不始末の責任は上司がとるのが常識と思うけど、なんの管理責任も負わないこのジェロスはマネージャーとしては下の下だな。
こんなエピソードがあったにも関わらず、後の回で3人の過去の思い出が美化して描かれるのだが、この回と見比べれば、ジェロスが本当におぞましいキャラであることがわかる。
狂言婚約の終了とともに自分たちの関係を、文字通り精算したあとの再構築。
原作ストックもあるのだろうし、続きはきっとあるのだろうけど。ここで終わりでも全く違和感はなく、きれいにまとまっていた。
あらかじめレールが敷かれた人生に反抗する気持ちを持っていた大原くんは、結婚をリスクと見なし、逆に独身生活こそがレールの上の人生であるという。
大原くん同様に自分は未婚で、結婚にまつわる問題意識をすべて共有できたわけではない。しかし、結婚は安定が目的とされるのが普通である様に思われ、事実、劇中キャラクターの多くもその様な価値観を持っていたと思う。
自分はいわゆる恋愛至上主義に否定的な立場。大原くんが求める結婚観には当然恋愛も含まれてはいるだろうけど、人生に安定ではなく変化を求める結婚観は面白いと思った。自分が疎いだけで、この結婚観は特別新しいものではないのかもしれないけどね。
本日の夜実況。
「時を止めれば、楽しい夏休みも永遠」とトラウムは言った。一見本筋とつながる大事な話だが、これと言って新しい内容はない。
プリキュアとの「話が噛み合っていない」?脈絡のない話を振ったのはきみのほうだろう。設定上は知性の高いキャラクターであるはずのトラウムだが、実際には頭が悪そう。
天狗の正体は種明かしされなかった。
天狗だけでなく、戦闘への入りも、ツインラブのステージも脈絡がない。
色々とっちらかった回だなぁ。
本日の夜実況。と言いたいが、実況できる場所ではなかったので観ただけ。
笑いの中に少しだけ涙ある良回。脚本は金月さんだったのね、気づかなかった。
サティスファクションを例に、ドヤ顔で暗記の方法を説明するのどかっちが愛おしい。この説明に絶句しているちゆちーも可笑しい。
本日の夜実況。
後半は総じて出来が微妙なHUGプリだけど、この回はだいぶいいほうの回。
「とても良い」は特に、亡きおじいちゃんとの「希望まんじゅう」開発の回想シーンに対して。
たんぽぽ堂の「味が落ちた」のは、おばあちゃんの体力の衰えのせいだけ?
ヨネさんは自分の店があるのだし、少しぐらいお店を手伝ってくれても解決につながる?
畳み方にちょっと納得がいかないけど、まぁ野暮は言うまい。
本日の夜実況。
ツインラブのステージが脈絡なく挿入される。
怪獣コスの妹に、えみる兄がキレた回想がちょっとおもしろかった。
えみる兄が登場している中で、クスリとできる唯一のシーンかも知れない。
ナカは雪に、「涙は悲しい気持ちがあふれた分が流れてる」と言った。
悲しみには許容量のようなものがあって、超えた分は涙になる。そして、涙に変わった悲しみは消化されるのだと。面白い。
扉をはさんだ背中合わせのシーンが、ふたりの不器用さを象徴しているかのよう。
まぁ本人たちは悲しくとも、互いを思いやっていればこそのすれ違いなのだから、むしろ微笑ましいが。
次回父親が返ってくるというから、不自然だった人好の一人暮らしにも触れられそう。
一方、雪の「普通とは何か?」という問いかけについては、7話あたりでだいぶ答えに近づいていたと感じる。
雪が「普通」になるまでの物語だったとすると、彼女は既にだいぶ普通に思える。次回にまとまり良いオチがつくのなら、この1クールでちょうどいいボリュームだったのかも。
本日の夜実況。現役プリキュア、キュアニャミー生誕祭を兼ね。
ニャミーの当番回には他にも良回があるけど、最初の誕生日にまずおさらいすべきはこの回かなと思って視聴。
まゆとユキの出会いの回想は、ほんとに美しい思い出。
ユキの仕草のひとつひとつが印象に残るけど、一番鮮烈に記憶に残ったのは、まゆに洗われて真っ白になるシーン。
「雪の日に出会った、雪色のユキ。どうかな?」上手すぎる。
本日の夜実況。一応ネタバレ指定。
チャラさんが出ているところは面白かった。ちょっと説教くさいな…
トラウムにはそもそも説明的な台詞が多いが、それはそれとして、キュアアムールが自分の「娘」であることに気づいていた。
にも関わらずオシマイダーをけしかけていたのは、「娘がこの程度のオシマイダーに傷つけられるはずがない」って茶番かな。
本日の夜実況。
路線変更のあおりで、ここのところ微妙な回が続いたところの良回。
育児、お仕事、そして母の強さ。これらは元々は、HUGプリの屋台骨になるはずだった要素。
加えて、自分は微妙に後づけっぽく感じてはいるけど、みんな大好き「多様性」すらも。
これらをきちんと網羅する手腕は、さすがは成田さんだなと。
女優というさあやの進路がはっきり描かれている。
その一方で「女優だけがあなたの道じゃないわ」という母の台詞もあり、皮肉にもその通りになってしまった。
これほど綺麗な進路の表明、覆すには相応の説得力が必要なはずだが。
本日の夜実況。
ハリーとほまれのツーショットとか、ひなせくんがはなのりんご飴を預かって赤面するシーンとか。
情緒ある夏祭り回。路線変更の影響はあまり受けていないと思いたい。
沸点が低く、落ち着きのないビシンなる悪役は今回が初陣。
ぎゃんぎゃんうるさい。
本日の夜実況。
水着回だからというわけでもないのだろうけど、作画がいい。はながちゃんとかわいい。
作監勢は、山岡直子さんと高橋晃さんのツートップという豪華スタッフだったが。
この回自体はまぁまぁ楽しめたけど、急な路線変更から不安要素が多い。
えみルーのアイドル化はここから始まって、「母の強さ」や「お仕事体験」など、元々中核にあったはずの要素はどこに行ったのだろう?
ダイガンがさあやへの感謝を告げた。
初見ではこのダイガンに好印象を持ったが、あとでこの男がまた裏切ることを知っているから。
今はむしろ、悪印象を強く感じるシーンになってしまっている。
本日の夜実況。ネタバレ指定。
Aパートは丁寧な日常描写。日常はプリキュアでは特別な意味を持つが、そこから一気に地獄に突き落とす構成はなかなか。
ところで、トラウムとルールーは再会シーンのはずだが、ふたりは何か思うところはないのだろうか?
また、プレジデントクライは、恐らく実の娘であろうはぐたんに、初めて会ったかの様な態度だったが?
後半で言及される設定の多くが後づけであることを、この回から察してしまう。まぁ、1年もののシリーズだから、後づけぐらいはするだろうけど。
ジェロスには次回、クライアス社の役員の地位が与えられるのだが。
特に有能なわけではない社長の愛人が、大企業の役員になるという人事に社会の縮図をみてしまう。
ジェロスはキャラクターデザインでは、美人という記号を持っている。
ゆえに、作品世界の中では美人であるという設定になっているのだろうけが、魅力を感じないキャラだ。
本日の夜実況。ネタバレ指定。
初代の客演回ということもあり、いやそれ以外にも、言いたいことは色々ある。
まず、TV本編のレギュラーシリーズに、初めての客演キュアが登場したからと言って自分は嬉しくない。
キュアブラックとキュアホワイトはもちろん好きだけど、10年以上経って出演してほしいかどうかは別の話。何でもアリの世界観には興ざめも甚だしい。
オールスターズ映画もあるのだから、お祭りはそっちでやってくれればいいじゃないか。お祭りは楽しいけど、何でもアリの舞台を用意してこそのお祭りなのであって。
では、登場したキュアブラックとキュアホワイトに、いわゆる「解釈違い」はあるか?成田さんだから、さすがにそこは外さない。なぎさはえみるに「喧嘩したっていいじゃん」と言ったが、この助言はなぎさならでは。
パップルさんは「おしまいだ」と絶望した。
失恋はそりゃ悲しいだろうが、誰もが経験する、普通の人が想像できる範疇の挫折でもあるから。街中で人の姿を捨ててまで大暴れするのは、「ちょっと大げさなのでは?」と思わなくはない。
かたや、そのパップルさんを振ったシーカレ(カレシ)は、誰あろうプレジデントクライなのだが。
世界を滅ぼさんとする彼の動機は、坪田さんが何かの機会に言っていた様でもあるし、嫁でもあるキュアエールを失った「復讐」と解釈しておく。プレジデントは本当の動機を最後まで口にせず、「民衆の悪意が云々」などと抽象的な主張しかしなかったが、自分がプレジデントクライというキャラを好きで居る為にも、その様に解釈しておきたい。
常に無表情なあの男にも、「妻を失った」という憎しみたぎらせる、とても人間的な一面があったのだと。
…かと思えば、プレジデントにパップルという愛人がいたのは何故だろう?
そしてこの回、パップルは捨てられ、プレジデントはジェロスという新しい愛人を作っている。女の趣味もすこぶる悪いがw
常々言っているが、共感ができない悪役は好かん。
嫁の復讐が動機だったのかと思えば、ああこの男は、女性関係にだらしない屑だったなと。
本日の夜実況。
観ていて気づいたこと。えみるがルールーを好きな理由は、その逆のルールーからえみるよりも説明されている。
ルールーは少々変わり過ぎと思うけど、えみるはあまり変わっていないから違和感がなく、えみる視点の今回は割と納得できる。
この回のラスト、初代2名の脈絡のない登場は見なかったことにしたい…。
本日の夜実況。一応ネタバレ指定。
本来もっと後の回に登場するはずだったであろう、金色の謎女神が登場。
物語の核心であろう彼女は、「プリハート分裂」というものすごいご都合主義を吸収する為に急遽登場したのであろうが、この謎女神が何者であるかという説明は結局最後までされない。ご都合主義だけが残される結果に。
新キュアが初変身の直前に必ず口にしていた「心があふれる」という台詞。自分はとても気に入っていたのに、安いものになってしまったなぁ。
こんな強引な展開とトレードできるほどの素晴らしいメッセージなりが今後あれば、この方向転換は成功だったと評価できたのだけど。
話は無茶苦茶だったけど、にも関わらずの「良い」は、今回登場したキュアマシェリとキュアアムールのキャラデザに対して。特にマシェリはいいと思う。
本日の夜実況。
多様性を認めないえみる兄と、多様性を強要する我らが主人公。
そして、自称「友情に吐き気がする」、敵新幹部。
この回が好きな人がいたらほんとごめん。
でも、不協和音だけで構成されているような回だなと自分は感じる。
本日の夜実況。
ルールーがはなママに許されるシーン。食卓のカレーは元々はポトフだったという。
人はこのカレー同様やり直せるのだと。ベタベタだけどw 決して悪くない。
また、この回から本格的に物語に関わるえみる。
インパクト抜群だったキャラクターが徐々に薄れていくのだけど、この回のえみるは健在と思う。
ルールーは自分が心を持たないことを悩んでいるのだけど、ルールーの感情が爆発していた前回を観れば、彼女に心がないとは誰も思わない。
ここでルールーの悩みに向き合うのも、やはりえみる。歌を通して、ルールーはより人間的な心を得ることができるのだと。えみるがルールーの為に書いた曲は劇中歌となり、そのまま特殊EDに。この流れはすばらしい。
一方、改めて観ればこの回単体はとてもよいけれども、今回のお当番キャラであるえみるとルールーの唐突な親友関係は気にかかる。
えみるは前回、ルールーがクライアス社をやめた経緯に関わっていない。ルールーの運命を大きく変えたのはキュアエールだったから、ふたりが親友という今回の描写は脈絡ないテコ入れに見えてしまうのだよね。
「素を晒せば、異性とでも分かり合える」
ちょっと「いい話」すぎて現実味がないファンタジーと思える程だけど、でもまぁいい話だよね。
…というエピソードかと思ったら、その後の本城寺さんがぶっ飛んでて、そんな無難な印象や感想がこっぱみじんに消し飛んでしまったw
自分にも他人にも、あまりにも向き合えていない本城寺さん。そのオフはだめだ。
20代、30代の自分もさすがにここまではこじらせてはいなかったと思うけどw、周りから見れば大差はなかったかも。
だから、観ていると胸が痛む。彼女にはどうか幸せになってほしい。がんばれ。
友とは。雪は自分で考え、自分なりに答えを出してみた。
普通であるために何が必要なのか、能動的に答えを探す姿勢に成長を感じる。
「来年のことなんて考えたことがなかった」
なるほど、普通である為には未来がなければいけないな。
この回ほぼ、本城寺さん視点。
大原の親父同様、本城寺さんのママも同様に面倒くさい。
意識が高く、押しが強い母親を苦手に感じる本城寺さんに共感する。
陰キャなヒロインも卒なくこなす、はやみんはさすがだなと。
創作における「無心」と、「オフ」つまり思考停止。
この違いについてのモノローグがちょっと面白かった。
本日の夜実況。
冷静なルールーが感情を爆発させ、喜怒哀楽すべてを見せる。一見、フレプリの神回23話「イースの最期!キュアパッション誕生!!」とよく似ているが、はぐたんに撫でられてルールーが号泣するシーンはこの回ならでは。「とても良い」は、このクライマックスに対して。
消した記憶が蘇るとは「そんな馬鹿な」と初見では思ったが、「記憶を完全に消すことがそもそも出来てなかった」のだろうと今は解釈。
劣勢になったルールーは、プリキュアの戦力を「分析」しなければいけなくなったが、分析とはそもそも記憶の深層から掘り起こす行動でもあったと。
分析によってプリキュアの生年月日等、戦闘に役に立たなそうな情報まで思い出していたのは面白かったw
HUGが当初のシリーズ構成通りだったのはこの回までで、次回以降は大きなテコ入れが入っているのだろうと想像。
その直前であるこの回には、キュアアンジュとキュアエトワールにも強い存在感があってよい。次回以降の視聴はちょっと気が重い。
本日の夜実況。良回として有名な回だそうで。
そんな評価に違わず、作画、構図、演出、脚本などなど。どれも質が高く平均点が高い。
この回に限らず、ルールー編は良回が多く面白い。
サブタイ通りにほまれの当番回ではあるのだけど、いつも通り、パップルとルールーに注目してしまう。
ルールーにまたも良心が芽生え、ほまれから一度は盗んだプリハートを返すシーン。「行きなさい、プリキュア!」と。
直後、「故障品」であるルールーをパップルが処分するシーン。一切の愛情を持たず、蔑みつつ「機械人形」と呼ぶ。
Bパートのラスト、この一連のシーンから目が離せない。
大ベテランである大原さやかさん(いつもは大原さんを「さあや」と呼ぶけど、HUGプリには別のさあやが居るから)の好演もあって、この回のパップルは悪役として本当に憎たらしい。
それだけに、後の回で彼女が改心している姿を見ると、この回とのギャップから「えー、嘘だろw」と思ってしまうなぁ。
自分の最推し、キュアグレースのガチっぷりを確認する為に頻繁に巡回している回。
最推しがふたりいてもいいのか?などと聞かないで欲しい。