サービス開始日: 2020-08-10 (1652日目)
水着回だったというネタバレというほどでもないが、ネタバレのテスト。
ネタバレかつ「悪評価」のケース。
「ビーチテニス」をやってた。
「ビーチテニスはほんとにあるそうです」という字幕が面白かった。
本日の夜実況。
「なりたい自分」になるという自己実現。それはちょっと、独善めいた響きのあるフレーズでもある。
しかし、どんなに優れた者も、本人の力だけで「なりたい自分」になれるわけではない。誰かの力を借りてこそ「なりたい自分」になれる。何者かになることができるのは、応援されてこそなのだ。
HUGプリの「なりたい自分」と「誰かにエールを贈る」は対でありセット。シリーズ本来のテーマには、意外にも忠実な回ではある。
準レギュラーと言っていいキャラクター、若宮アンリ。
彼が坪田文さん始め、スタッフからの贔屓を一新に受けているのを感じる。
OPの1カットがアンリに書き換えられた厚遇からもわかる。
にも関わらず、この回の気持ち悪さは何なのだろうな。バズに満ちているとでも言えばいいのか。
「応援したい」ととても思えない、独善的なアンリのキャラクターが受け付けないのか。
「唐突な交通事故から、プリキュアになって奇跡の復活」というご都合主義がうすら寒いのか。
20話のプリハート分裂を、自分は「ご都合主義」と言った。
プリキュアへの変身にそもそもプリハートが必要ないことが今回わかったから、ご都合主義という意味では20話の比ではない気もする。
本日の夜実況。
実は改めて観るたら、この回単体ではそこまで悪くないなと思っていたところ。
元々、えみるがルールーを好きな理由はちゃんと説明されていると思っているから(逆はともかく)、Aパートでの奇行から声が出なくなるまでの流れはえみるの気持ちがよく描写されていると感じる。
えみるがルールーに「未来に帰らないでほしい」と頼むシーン、ルールーが「未来に歌を持ち帰りたい」と返して、更に未来での再会を約束するシーンは良いと思う。
えみるはかつて、「ギターの代わりはあっても、ルールーの代わりはいないでしょう?」とも言った。この台詞と併せて、ふたりの関係が美しい想い出と共に語られるのは悪くない。
但し!その評価は「再会」という約束が守られ、伏線として回収されてこその話だ。
最終回においてえみるは、想い出を共有しない別人のルールーをルールー本人と認識し、あろうことか涙まで流していたが?
このシーンはふたりの間で約束された「再会」とは到底認められないから、美しい約束が台無しになるだけにはとどまらない。
結末を知っている立場からは、この回自体がむしろ、「存在するべきではない茶番」と感じられた。
そう思えば、評価は「良くない」が妥当と思う。
本日の夜実況。
ルールーがトラウムに、心変わりの理由を尋ねた。
なるほど確かに、初登場回(23話)でダイガンを黒焦げにしたトラウムとこの回のトラウムが、同じ行動原理を持った同一人物には見えず。
ルールーはそう思ったのだろうな。自分もそう思う。
この問いに対し、トラウムは、
「人間とはそういう矛盾したものなんだよ」
「私は矛盾の中で生きている」
などと。脚本の矛盾に対して、キャラクターの台詞で予防線を張っている様にも見え失笑。
色々言いたいことはあるけど、あらすじ朗読のような説明的な脚本。
そういえば前回から最終話までの10話あまり、脚本担当はすべて坪田文さんなのであった。前代未聞。
キュアトゥモローのキャラデザだけは素晴らしく、彼女に免じて「普通」にしておく。
本日の夜実況。
いやはや全く意味がわからない。
ボーボボ回とでも言おうか、正確には「理解されることを拒否している」というか。
状況が目まぐるしく変わるけど、その説明が足りていなくて、今起きていることが全く理解できない。
おふざけのシーンかと思いきや、そこで大事な説明をしていたりする。脚本の意図がわからない。
説明不足を突き詰めるとこんな回になる。
前回が「憎い回」であるとするなら、今回はちょっとベクトルが違っていて、「びっくりするほど出来が悪い回」。
まほプリの正当続編が帰ってきたのである。そのことを喜びたい。
何をもって「正当」と言っているのかといえば、その根拠ははーちゃんである。
前作のラスト。キュアフェリーチェはラパーパの力とお役目を受け継いだ、この世界の女神となった。この結末がきちんと踏襲され、アイルは最大の脅威であるキュアフェリーチェの力を真っ先に封じているのである。
実はまほプリが終わったあとも、キュアフェリーチェはプリキュアシリーズに何度か登場している。
しかし、キュアフェリーチェが大女神であることは、シリーズ最大のネタバレ項目であることもあり決して語られなかった。彼女を語るには欠かせない大切な設定であるにも関わらずである。
この事実を隠すことは、彼女の強さだけでなく、動機や行動原理も秘すことになる。だから、キュアフェリーチェがその後の作品に何度登場しても、自分はいつも消化不良だった。
新フォームのピンクダイヤは、実質的にはダイヤスタイルの後継。
ダイヤはまほプリのアイコンであると同時に、旧作ではここ一番の戦闘で使われたフォームだったから思い出深い。ダイヤ曲が流れると、自分の体温が上がるのがわかる。
そのダイヤ曲を、順当とはいえ初回から頂きました。スタッフさんありがとう。
雪にとっての「普通」というのは、今のところは「家族がいる」ことなのかな。
これで不足はない様にも思えるけど。
初回の感想に、彼女が愛を知るまでの物語という初見の予想を書いた。
愛というのは、家族の愛情だけでなく、人吉が望んだような関係も。
雪は人吉のことが嫌いではないだろうけど、その感情を知らないから答えられない。
これが2期のお題になるのだね。
前回は司の回だったと感じたけど、今回は主人公に存在感あり。
表情豊かで魅力ある主人公である。
光ちゃんと友だちになった。競技者としては、自分よりはるか先をいく彼女。
いのりは競技についての助言を求めたけど、光からの助言は意外にも「自分の熱意を周囲の大人に伝えること」だった。
精神論が重視される流れと思えなかったから意外だったけど、にもかかわらず説得力がある。
5歳から始めないと選手として芽が出ない。お金も当然かかる。等など。
競技の厳しさを誤魔化さずに描いているだけに、その厳しさを踏まえた上での熱意であると伝わってくる。引き込まれる。
年齢で自分と同じ苦労をさせたくないという司の熱意に、主人公であるいのり以上に感情移入してしまう。
本日の夜実況。
1000話を超えるプリキュア全話を観た上で言わせて頂くと、プリキュアで一番嫌いな回はこの回。
とはいえ作画はいい。いままでオチにされがちだったはなが、上野ケン作画で可愛く描かれている。
ダイガンひとりがこの回を台無しにしている。
23話、ダイガンはキュアアンジュに生命を救われた。
続く24話、ダイガンはその感謝をキュアアンジュに伝えた。
この様な流れから、ダイガンがもう一度プリキュアを裏切るのが信じられないのがまず一点。
そして、そしてダイガンは全然反省していないのに、この裏切りが雑に許されるのがもう一点。
反省していない裏切り者が、理由もなく許される。そして、それがさも「善いこと」であるかの様に描かれている。
この薄っぺらい寛容さがHUGプリの根底にある善悪観であるというなら、もうこの作品自体が受け入れられない。
本日の夜実況。この回も評価が難しい。
TVシリーズにも関わらずプリキュアが全員集合。大人の事情としか言いようがない。
敵のナンバー2と目されていたドクタートラウムが、プリキュアオールスターズに倒されてしまった。
構成に思いっきり影響を与えてしまっている。どうすんだこれ。
とはいえ、過去作の小ネタが大量に詰め込まれた怒涛のファンサービスは圧巻。さすがはタナカリオン。
本日の夜実況。
作画はメタメタだし、説明台詞だけで構成されたようなスクリプトもひどい。
初代の登場回だった22話でも言ったが、無意味な客演がそもそも嬉しくない。
いわゆる「公式の解釈違い」。美点が見当たらない回。
本日の夜実況。この回も評価が難しい回だ。
よいところもあったので、無難に「良い」にしておく。
作画面からみていくと、今日の作監は宮本絵美子さん。HUGプリは概ね、宮本さんと山岡直子さんが交代で作監している。かようなレジェンド格の方達が作監しながらも崩れる回は崩れるのだが、この回は宮本作監回にふさわしい安定した作画だった。
ゲストキャラ「あや」のキャラデザもよかった。またキャラデザだけでなく、「弟が生まれることで、もう自分に両親の愛情が向けられなくなる」という歳相応の心配もよく描写されたキャラだった。
「出産」という真剣なお題は買うけれども、このお題を果たして持て余してはいなかったか?
「教科書を朗読しているかのような説教臭さだった」と率直に言ってしまうと、叱られるだろうか。さあやがお産(特に帝王切開)についてネットの情報に振り回され、「大事なのは人の心」と窘められるくだりも、思慮深いはず彼女を今さらおバカに描写することには違和感あり。
いつものことながら、戦闘は今日のお題(今日で言えば出産)とはほぼ無関係なノルマ戦闘。
そういえば、さあやの女優としての最近の成功が、冒頭に駆け足で描かれていた。
自分は26話「大女優に密着!さあやとおかあさん」で描かれた、さあやと母の関係がとても好き。
だから、この回を更に上回る説得力がなければ、さあやの進路変更には納得しがたい。
本日の夜実況。
テンポの良いことりのお姉ちゃん追跡調査から、姉を尊敬し直す流れを経て、姉妹が一緒のベッドで眠るきれいなオチ。
また、姉の良いところの描写として、たこ焼き屋のおっちゃん(10話登場)を今でも手伝っているシーンもよかった。
本音を言えば「とても良い」はおまけだけど、ここのところ荒んだ回が続いたから、少しぐらいはおまけもしたくなる。
プレジデントの寝室で、プレジデントを想っておセンチなことを言っていたジェロスだけど。
元々若さしか取り柄のないジェロスが、その若さだけを武器に、略奪愛でプレジデントの愛人になったのだから。飽きられたら捨てられるのもまた道理。
ジェロスがプレジデントに捨てられた一方で、ジェロスが見捨てた部下たちは、クライアス社から無事に生還。働いて、地に足をつけた生活をしていた。
明暗がくっきりと。
新年最初、本日の夜実況。
このオシャンな脚本がどの様なメッセージを持っていたのか、未だによく分かっていません。
坪田さんの担当回だから重要回ではあるはずなのですが、自分が馬鹿だから悪いんです。すみません。
アンリに受け入れられたおかげで、あの偏屈な兄が救われたと、えみるはアンリに感謝した。
まぎれもない本心だろうし、このシーンだけはいいと思った。
相変わらず、ツインラブのゲリラライブは脈絡ないのだけどね。
年内最後の夜実況。
「人魚姫としては云々」などと野暮なことは言わない。純粋に面白いかどうか。
ハリーに想い人がいることを否応なしに知り、告白するまでもなく失恋したほまれだけど。
彼女がこの精神世界から、どうやって生還できたのか。この回の大事なことが、あまり理解できていない。
本日の夜実況。
いじめがお題になっている意識の高い回。はなが過去に受けたいじめを水に流すまでの描写が薄く、取ってつけたような美談になってる。
「時を止めてしまったら、誰かを許すこともできなくなる」という、本編と関わるメッセージも一応ある。一応、坪田さん直々の脚本担当回だからか。
でもそれを言うなら、「誰かをいじめた罪は、時と共になくなるわけではない」こともセットで語ってほしかったな。
ジェロスの直属の部下、タクミとジンジンが手柄を焦ってやらかすのだが。部下の不始末の責任は上司がとるのが常識と思うけど、なんの管理責任も負わないこのジェロスはマネージャーとしては下の下だな。
こんなエピソードがあったにも関わらず、後の回で3人の過去の思い出が美化して描かれるのだが、この回と見比べれば、ジェロスが本当におぞましいキャラであることがわかる。
狂言婚約の終了とともに自分たちの関係を、文字通り精算したあとの再構築。
原作ストックもあるのだろうし、続きはきっとあるのだろうけど。ここで終わりでも全く違和感はなく、きれいにまとまっていた。
あらかじめレールが敷かれた人生に反抗する気持ちを持っていた大原くんは、結婚をリスクと見なし、逆に独身生活こそがレールの上の人生であるという。
大原くん同様に自分は未婚で、結婚にまつわる問題意識をすべて共有できたわけではない。しかし、結婚は安定が目的とされるのが普通である様に思われ、事実、劇中キャラクターの多くもその様な価値観を持っていたと思う。
自分はいわゆる恋愛至上主義に否定的な立場。大原くんが求める結婚観には当然恋愛も含まれてはいるだろうけど、人生に安定ではなく変化を求める結婚観は面白いと思った。自分が疎いだけで、この結婚観は特別新しいものではないのかもしれないけどね。