サポーター

ぷーざ
@pooza

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全体
とても良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
とても良い
音楽
とても良い

2回目視聴。当然、ネタバレ全開。
何度か観ることになるはずだから、視聴のたびに感想の切り口を変えていきたいけど、今回はメインテーマについて。

「たとえ自分に自信が持てなくとも、自分を否定せずに一歩を踏み出そう」。メッセージ自体はありふれたものかも知れないが、強い説得力はいつものプリキュアのものだった。
物語としてのプリキュアを一番知り尽くしている(と自分が考えている)大ベテラン、成田良美さんの脚本である。
いつもながら、成田節は冴えわたっているのである。口の悪いファンは「説教くさい」などと言うのだがw、自分は調教された信者であるから説教上等である。

実際、「自分に自信が持てない人」という対称層は、年齢を問わないのであるが。
この劇場版作品を観た女児たちはおかれては、こうした心の強さこそがプリキュアのかっこよさの核心なのであり、このイズムを将来の自分のために持ち帰って頂きたい次第である。

困難や試練に対して、「逃げてはいけない」という。実際、キュアアンサーも、かりんに対してそんな旨のことを言った。
それは逃げるのが「ダメダメだから」だからではなく、逃げると「苦しいから」。逃げることを他人は責めないが、逃げ続けると自分は苦しいのである。
この言葉の成分は、厳しさと優しさの半々で構成されている。

「一歩踏み出す」ことは、たしかに容易ではないのだろう。
しかし、EDで歌われている通りに、その助けになるのは「友達」なのであるという。本編中にもそれを示唆した展開はあったが、ED開けのラストシーンは特に象徴的だった。
かりんが家の外に一歩踏み出すことをためらっていたところ、アランが先に家を飛び出して、「一緒に遊ぼう」とでも言わんばかりに外出を誘っていたのである。

「友達がいない人は、どうすればいいんだ?」という話もあるかもしれないが、それはこの場は尋ねない。
とても尺には収まらないお題だし、無理に収めようとしたら「まずは一歩踏み出そう」というメッセージまでぼやけてしまうな。

これ以降は余談だけど、それにしても「ダメダメ」とは、多分に主観的であるなと。
かりんはとても可愛いし、お菓子も作れるから、きっと人気者になれる。正直、こんな子が学校で孤立するとは考えられない。(ある意味、キャラデザに失敗している面もあるでは?w)
しかし、他人の目からはそう映っても、自分のことをダメダメに感じることは誰にでもあること。特段おかしくはない。

劇中、かりんが自分をダメダメと感じたきっかけのひとつは、くれあをパティシエと知ったことだった。
中学生であり、お菓子作りは趣味である自分と、プロのパティシエであるくれあとの間で、技能の差があるのはあたりまえのこと。
そんな劣等感から自分をダメダメと感じるのは本当にナンセンスなんだがw、EDにくれあがかりんにお菓子づくりを教えているらしいシーンがあり、これは本当にほっこりした。



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