サブタイにある「護りたいもの」とは人好様か、「普通」であることか、あるいはその矜持か。
守るものがある者は、強くなるのか弱くなるのか。「強くなる」という答えを観ている側は期待するわけだけど、今回は答えを出すまでもないほど力の差がある相手だったということで。
自分の普通を守る為に、敵を殺す必要はない。何より人好が望んでいない。雪の成長が裏付けられる行動原理なのだろうけど、合理的でもあり腑に落ちる。「とても良い」はこの雪に対して。
かたや人好。普通の高校生がであるはずの彼が、平然としていられることに驚き。グレイスが言う通り彼も普通じゃない。この違和感を平然とスルーする作品もあろうけど、誠実に回収して欲しいところ。
さて、風呂敷は広げられてしまった。
広げた風呂敷は畳まないといけない。
きょうはいわゆる「駅伝回」で、わんぷりの放送がない。過去の放送から、駅伝つながりの回を視聴。
表向きには、メンバーきっての体育少女なおを通じて、団体競技の達成感や「結果が全てではない」ことを伝えているけれども。
自分としては、体育祭そのものが苦痛であるやよいの立場に共感する。
やよい自身は体育祭の意義そのものを否定しないし、なおの意図を汲み取って選手としても努力する。オトナな対応だなと感じる。その一方でクラスメイトは、足が遅いやよいの陰口をたたいたりしている。
美談だけで終わらせていないのは感心だけど、自分としてはむしろこの問題にこそオチをつけてほしかったと思う。もう少し。
蛙石のエピソードが回収され、何やら運命を感じるね。
本成寺さんはもうすっかり落ちていて、ふわふわの髪に気兼ねなく触れられる幼馴染に嫉妬している。
自分はまだ、手を伸ばしたくても触れることができない。まったく甘酸っぱいですな。
憎まれ役なんだろうけど、親父への好感度は底辺を這っている。
「適当に生きてる」とはご挨拶だが、何を指しているのか。いつまでも結婚しないこと?結婚を偽装する茶番に対して?
本日の夜実況。
プリキュアたちは一旦、ノイズに勝利した。
音吉が以前封印したのも今回も登場したドラゴン形態のノイズだが、これ以上成長したノイズの戦闘力は未知。
音吉もクレッシェンドトーンも石化され、この先はプリキュアの力だけで戦っていかなければいけない。この絶望感よ。
ノイズといえばドラゴン形態。
この形態が一番かっこいいのに、次回もう一段階変身してしまうのはもったいないな。
本日の夜実況。
「クリスマス台無し回」というプリキュアの名物があるけど、これは典型的なそれ。
どんな状況であっても、クリスマスというイベントをむしろ積極的に楽しまないといけない。日常を決して否定しないというプリキュアの立場から、楽しいシーンの尺をもう少し取らないといけない気はする。
この回も響はイケメンで、小清水の熱演にしびれる。キュアメロディは解脱でもしたのだろうか。
「とてもよい」は、キュアメロディの立ち振る舞いに対して。