テレビ放送からもう劇場版クオリティだったので、アニメーションに関しては文句の付け所がない。手書きアニメにCGを多用するのはあまり好きではないが、CGによって触手の気持ち悪さと躍動感が見事に表現されていてよかった。
アクションシーンは那田蜘蛛山編のヒノカミカグラが連続して襲ってくるような密度の濃さ。感情の高ぶりが映像・演技・音楽すべてを通して伝わってくる。声優に関しては花江夏樹のリアルな泣き声と、予想外の石田彰の登場が印象に残った。
ストーリーは心を舞台にするというアイデアが良い。炭治郎は芯から素直で良い子なんだな。火野映司を連想した。そして禰豆子の幼児感が増していてキュートだった。
説明が多くて滑稽になっていたけれど、テレビ版(漫画も?)なので個性として受け止める。
普通に泣いてしまった。
(2020.10.26)