偽りの家族のドタバタほのぼのコメディ。
嘘をついて生きているスパイのロイドと殺し屋のヨルが出会い、人の心が読める(=嘘の通じない)アーニャと家族になる、という展開が熱い。それぞれ思惑があって家族になったものの、家族愛や情のようなものが感じられるシーンも多く、心が温まる。
スパイや殺し屋のシリアスな描写は少なく、ギャグが主軸のストーリーなのが意外だった。途中あまりにもギャグがくどくて嫌気がさすこともあったが、アーニャの可愛さで全てチャラになった。
とにかくアーニャはめちゃくちゃかわいい。特殊能力を持っているが子どもらしい性格で、子ども特有のきらきらした表情や、ぬいっ、ぼふっ、えっへん、みたいな動きが丁寧に描かれている。ロリコン向けというより、全人類に刺さる愛らしさ。変顔がツッコミのような役割を果たしていて面白い。学園では高飛車女の子(ベッキー)とのタッグや、次男(ダミアン)とのラブコメなど王道の関係性萌えが見られるので、今後の展開が楽しみだ。
ロイドはイケメン不憫キャラ、ヨルは天然系強キャラ。ヨルのキャラクターに、cv.早見沙織はピッタリだと思う。
OPはヒゲダン、EDは星野源、アニメーションや声優も申し分ないクオリティで、気合が入った作品だと思った。この気合に応じたヒットになっているのが凄い。また、2クール目も熱が冷めないうちに見れるのが嬉しい。