制作は「mappa」の単独製作を取っており、製作委員会方式によるデメリットを克服していると考えられる。また異世界作品でありながら多くの協賛企業が参加しており、作品テーマの一つである料理に関して、より自由かつ独創的な表現が期待できると感じた(エバラ食品工業等々)。映像自体は、一話時点では丁寧に表現がなされていると感じた。特に料理に関する作画に関してはとても力を入れて描かれている。キャラクターについては、主人公はごく平凡な印象を受け、主人公以外の主要と覚しきキャラクターについてはフェンリルと呼ばれる犬?が挙げれられるが、同キャラクターは一話時点では登場時間が短いため、印象としては薄い。ストーリーについては、昨今の流行である異世界召喚ものであり、世界観についても典型的な近世ヨーロッパ的な雰囲気を感じた。また、異世界召喚された際に、主人公以外の人物も登場しており、同じく流行の追放系作品に類似した要素を感じた。音楽に関しては、opはニコニコにてボカロPとして殿堂入りを果たしたことのある「van de shop」が担当し、edは主人公の声優を務める「内田雄馬」がボーカルを務めている。またbgmについては、カプコンにていくつものゲームミュージックに携わった経験を持つ「甲田雅人」、日本の作家ユニットである「KanadeYUK」に所属し、アイドルマスターシリーズなどのアニメ作品作曲・編曲の経験を持つ「うたたね歌菜」、リコーダーおよびウクレレをメインに演奏し,東南アジアなどの海外での活動も行う「栗コーダーカルテット」が共同制作を行っている。
追記)本作品の原作は小説家になろうにて連載経験があり、また同作品のメディアミックスとしてアニメ以外にも原作に準ずる漫画の他に、主人公を異にする外伝シリーズが存在する。