「これクトゥルフに使えそう…」って気持ちに感想が支配されている…
男女入れ替わりは古くから定番のストーリーだけど、それをもう一つ別な軸の物語で包み込んだ感じが受けたのかなぁ。
過去からの警鐘の意味が失われ、形だけが残ったというあたりと、皆が美しい、奇跡、貴重と喜んだ彗星が一転して災いを齎す光景、震災や津波をモチーフとしてるのを感じる。
OPと挿入歌は曲は素晴らしいがぶっちゃけ邪魔…特にOPはそこ削って尺を割くべきとこが他にあったと思う。所々説明不足に感じる部分があったが、あくまで2人の物語であるという視点にブレが生じるからなぁ。
一番気になったのは、入れ替わりの対象がなぜ瀧でなければいけなかったのかってとこで、三葉はまだ巫女の血を引く存在だから理解できるんだけど…
インタビュー記事曰く、この作品は大衆目線で作られていて、分かる人にだけ分かればという作品ではない。細かい考証や粗探しはせず、エンターテイメントとして大方の人間が楽しめるように作ってあるのだからそのように楽しむのが一番の正解かと。
圧巻の映像美に目でも楽しませてもらった。もう一回観たいなぁ。