近年稀に見るアタマ空っぽ安心アニメ(褒めている)。
異世界✗プロレスというかなりキマっているセットにケモナーまで入れてしまい、プロレス要素がかなり薄まったのが少し残念。
最近の異世界ものはなんというか、設定の奇抜さに関して「えっそれを混ぜるんですか!?食いあわせ悪くないですか?!」みたいな事を平気でやってくる上で面白いんだもんなぁ〜。
舞台装置としての異世界便利過ぎるが食傷気味になってきて目新しさを追求していった果てにこういうアニメが生まれてしまうなら、それもまた一興……。
源蔵とマオのキャラがいいが、他は割りと平々凡々。なのに状況や源蔵とのマリアージュでなんかいい感じに仕上がってるのが不思議だ。
なお尻姫とマオが特に好きです。
終始リアリティがなく、源蔵がやたら頑丈無敵でどんな魔獣も手なづけてしまう謎の才能を発揮するが、逆にそのリアリティのないファンタジーギャグ時空がずーーーっと一貫しているので、作品のリアリティラインが一定に保たれていて信頼できる。(褒めている)
あの、マオと拳で理解し合いいい感じにまとめてエンディングに至って気持よく終われたのも、一貫したリアリティラインがあったからこその納得感なわけですよ。シリーズ構成の人がいい仕事してたんではないかな。
とても二期がほしい。たのむ。