青春ブタ野郎はゆめみる少女の夢を見ない 感想(ネタバレなし)
素晴らしい作品でした。前半は青ブタらしい会話劇とキャラの可愛さを際立てながら、後半のシリアス展開での感動も完璧だった。
まずは何と言ってもキャラが可愛い。特に、麻衣先輩の咲太の彼女として振る舞う姿は、アニメ以上に可愛かった。今まで双葉派だったけど、この映画を見て麻衣先輩派になった。かえでがあんまり映らなかったのが残念。ギャグも相変わらずキレキレでよかった。
アニメでは明らかにされなかった伏線の回収という意味合いが強い作品です。咲太の思春期症候群の正体や、翔子さんの話など。
咲太の胸のキズの衝撃的な理由からの、翔子さんを選ぶか麻衣先輩を選ぶかの二択が咲太に迫られます。それも単なる二択ではなく、青ブタ史上最も悲しく救われない究極の二択。青ブタでまさかこんな展開に持っていくとは思わなかったので、まさかの理由に本当に衝撃を受けた。麻衣先輩の決死の行動にももうトリハダ。どうしようもできない悲しい話でボロボロ泣きました。今までの話とは違って、もはや咲太だけではどう解決することもできない難題ですが、最後はきちんとハッピーエンド?で終わるので安心して下さい。
アニメ青ブタでの感動シーンの振り返りもあって、そこでもうひと泣きしました。
アニメ青ブタの良さも残しつつ、アニメ以上の感動をくれる素晴らしい作品でした。青ブタ見てた人はマジで観に行ってほしい。絶対後悔はしないと思います。