感想
1話、2話の印象ではキャラが可愛い日常枠だと思っていたら、思いの外シリアス要素が強くて面食らった。こまりが虚勢はって強がるコメディ要素の方が好きだった。
シリアスが浅いくせに理不尽なことが好かない理由だと思う。敵が一方的な悪者でただただ不快だった。こまりがひきこもりになった理由がイジメというのがちょっとダークすぎた。そして、昔虐めていた相手をまた虐めにくる敵は流石にイカれてる。こまりの烈核解放シーンを描くためにピンチな展開にしたいのは分かるが、そこまでの過程があまりにも理不尽で不快。敵が小物感あってそれも好かない。
あと、人が死なない世界でエンタメで戦争しているという設定が面白かったけど、その世界観についての掘り下げがあまり無くて残念だった。完全にAngel Beats!の世界で、戦争をエンタメにする理由があるのかと思いきや、特に何もなし。まあ、この世界の人が殺人狂ばかりでみんな殺し合いを楽しんでいるだけかもしれないけど。
というわけで、こまりが虚勢を張るけどなんだかんだうまくいくコメディ作品だと思っていたら、思いの外シリアス要素が強く温度差についていけない部分もある作品だった。正直、こまりの可愛さと百合を堪能する作品としてずっと見たかった