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全体
良い
映像
とても良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
良い
音楽
良い

終盤が激アツだったので結構高い評価。ただ大きな不満点は4つほどある。全体的に見てすごく心を揺さぶるストーリーではあったが、ところどころで「ん?」と引っかかる部分もあり、手放しにべた褒めはできない。

1期2期では勝者の挫折、怪我からの復活というテーマをやり、3期はどうくるのか?と注目していた。2話での敗者からの視点の描写が凄くて、今回のテーマは「敗者からの成り上がりか」と思ったら、中盤でもう皆から認められるウマ娘になっちゃって、あれ?今回のテーマはなんだ?と思ったら、真のテーマがまさかの「ピークアウト」。マジかよ。ウマ娘でこんな残酷なテーマを扱うのかと。怪我で沈むより、万全なのに自分の限界を悟るアスリートを見る方が個人的には辛いんよな。急な怪我より、側から見て「もう無理か…」となる方が辛い。キタサンがレース後にクタクタになって「そっか…」と呟くシーンは涙腺にきた。ただ、キタサンの失敗が1回だけで、かつピーク時の描写も少なかったから、ピークアウトの感じ方が弱かったのは残念。ピークアウトをテーマにして描きたいなら、浮き沈みをもっと激しく見せてほしかった。
…と思って調べたら、現実では特にピークアウトを感じさせるほど衰えてはいなかったのか。そりゃ史実通りに作ったらドラマとして上手く描けないよ。ここが1つ目の不満点。

サトノダイヤモンドとのライバル関係やシュバルグランの対抗心もなかなか熱かった。サトちゃんが呪いを払拭してキタサンの前に立ち塞がって呼び捨てにするとことかほんと良かった。シュバちゃんの決死の叫びも涙腺にきた。勝ちたいと頑張る女の子からしか摂取できない栄養がある。声優さんの演技もほんと良い。
ただ、序盤に現れた大きな壁であるドゥラメンテについての描写がほとんど無く、それはすごく寂しかった。これが2つ目の不満点。

3つ目の不満点は、レースが多すぎるわりにはレース前の描写が薄いこと。なんのためのレースなのかが1期や2期に比べて伝わってこない。明確な目標があるわけではなく、地元の人々を盛り上げたいというだけ。そこは残念だった。
皆が不満に思っていたレースの盛り上がらなさは個人的にはそこまで感じなかった。逃げ馬のレースをどう描くのかと心配してたけど、後ろから迫ってくるウマ娘に負けじと頑張るキタサンの姿は熱かった。土をグリっと踏んで加速する描写は無かったが、これはこれで熱いレースだった。やはりレースシーンはずっと強いなと感じた。だからこそ、レース前の土台作りをもっと頑張ってほしかった。

そして4つ目の不満点は、トレーナーとの絡みが少ないこと。ウマ娘のアニメって、ウマ娘同士の絡みと同じくらいトレーナーとの絡みが大事だと思っているから、それがほとんど無いのが残念だった。1期最終回とか沖トレーナーに泣かされたとこもあるから、トレーナーの熱い姿がもっと見たかった。

というわけで、レースは相変わらず熱く、勝ちたいと頑張るウマ娘の姿も良く、キタサンがピークアウトを感じる場面の悲しさも面白く、全体的に見れば心揺さぶられるストーリーだった。2話や6話みたいに個々で強い話もあった。ただ、不満点はいくつかあり、手放しにべた褒めできるわけではない。そんな3期だった。
ちょっと厳しく書きすぎたかもしれないけど、まああの2期を見た後だったからなぁ…



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