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全体
普通
映像
良い
キャラクター
とても良い
ストーリー
普通
音楽
普通

戦闘の前準備は面白かったが、いざ戦闘が始めると戦略のガバガバさがすごく気になった。どんどん悪くなっていったという印象はぬぐえないな…

この作品の一番良いところは間違いなくキャラクター。有能な人材を集めるというテーマだから、足を引っ張るキャラがほとんどおらず、かつ仲間同士で認め合い高め合っていくから、無能がひっかきまわして不快になる浅い展開は無い(味方が蔑んでくる展開は好きでないが)。お互いに実力を認めて、信頼のもとで権限を託していくのはすごく良い。あと、敵キャラも基本強くて残忍だから、立ちはだかる壁としてちゃんと役割を全うしている。一方的に蹂躙している感じはしない。成長して打ち克つという基本の軸がしっかりしている。

ただ、肝心の戦略がガバガバだった。知略勝負で魅せる戦争作品なんだけど、まあいろいろツッコミどころが多かった。全体的に戦争に対して考えや展開が甘すぎる。「え、それでいいの?」ってなる。この展開の甘さゆえに凡作に感じてしまう。とんとん拍子に進まずにちょっとは厳しさを見せてほしかった。あと、こういう感動展開をやりたいんだろうなと透けて分かるように、脚本がただただシナリオになぞっているだけに思えた。わかりやすいゴールに向かってなぞるように進んでいる感じは否めない。

というわけで、成長描写や信頼を得て託されていく軸はすごく良かったが、戦闘が始まるとその中身にどうしても目についてしまう作品ではあった。お父さんの死とかはすごく良かったけど。三期も見るが、この甘さはなんとかしてほしい。というか、もうバサマークほぼほぼ詰んでないか?



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