客観的にあらすじを書き綴ってしまうといつものなろうと同じなんだが、主人公のキャラが立ってたり、細部のこだわりがあったり、アニメーションの出来が変わると、こうも印象が違ってくるかというのを改めて感じた作品。なろう系の多さに飽き飽きしていたが、単に主人公に魅力を感じない質の悪い量産系に飽き飽きしていただけだった。悪役を倒すスカッとした話は、それ自体は何歳になっても大好物なんだと感じた。ところどころのセリフも心に沁み、あらすじ以上の見ごたえを感じた。
このアニメの魅力は何といってもモニカの愛おしさ。最近ありがちな人見知りキャラだが、行動が見てて面白いし、小動物みたいな可愛さがある。と思ったら、見せ場のシーンではかっこいい姿を見せてくれて、すごく愛着が湧くキャラに仕上がっていた。会沢さんのアフレコも天才。主人公のキャラにはまるかどうかで、このアニメが好きになれるかどうか変わると思う。
ただ、日常シーンの面白さやキャラ魅力、王道的なスカッと話は良かったが、芯となるストーリーは弱かったかなと。ででで殿下の護衛をするという本筋がどうでもよかった。全体の方向性がふわっとしていた。学園日常系として楽しむべきかもしれない。モニカや殿下の過去話もあまり掘り下げられていないから、その辺は続きに期待かな。でも、最終回でモニカがお父さんの本を見つけたシーンは良かった。
アニメーションの出来は文句なし。1話見たときは、もう100%面白い作品だと確信できた。演出からキャラデザから空気感まで、なにからなにまで良かった。劇場映画が始まるのかと思ったよ。そういう点では、1話に感じた印象とはちょっと違うものにはなったが、それはそれで気軽に見れる作品になってよかったです。