「花咲くいろは」視聴終了
評価A(面白い作品)
石川県民なのでいつかは見たいと思っていたアニメ。今回ようやく視聴。
お仕事シリーズの第一作目ということだが、中身はお仕事の内容というよりかは人間ドラマだった。主人公周りの話が本当に面白かった。
このアニメの一番の魅力は何といっても緒花。この子が本当にいいキャラだった。積極的に動く躍動感と、何にもへこたれない前向きさ、「ぼんぼる」に始まる変なワードセンス、そして、時折見せる高校生らしさ。感情が豊かな子で、それでいて何このという反骨精神を持っているから、純粋に応援できる素晴らしい主人公だった。周りの空気を変える明るさの中に、自分の人生に葛藤する青臭さもあり、最初から最後までこの子には目を離せなかった。恋愛の様子は少し薄いなとは思ったけど、こういう青春の渦の中には確かに必要な要素。こうちゃんの気持ちを改めて実感し、東京の真ん中で泣くシーンが良かった。
一番好きな回は13話。親子3代にわたった飲み会。それぞれが親に対して思うことをぶつけ、それでも、みんなぼんぼってるのをお互いに分かり合っている。普段見せないおかみさんの「夢を見たよ」は涙腺が熱くなりました。親子関係の話が、この後の劇場版も含めてずっと良かったな。
みんちの恋愛事情とか、映画監督とか、それいる?みたいな話もちょくちょくあったけど、まあ話に彩りを持たせるために必要だったと最後まで見たら思ったな。幅広くそれぞれのぼんぼりを見せてくれる、すごく良いヒューマンドラマだった。旅館がテーマである必要性が少し薄かったり、あと最後のほうは駆け足だったのは少し気になったかな。ご都合主義でなく畳む決断をしたのは良かったけど、もっと哀愁が欲しかったなと。あと、緒花のやりたいことが思ったよりも普通の着地だったのが残念。でも、笑いあり、涙ありのすごく良いヒューマンドラマでした。ギャグのセンスも抜群で、最初から最後まで楽しく見れました。
石川県が舞台だったけど、知っているところはひとつも無かったな。よく行くスキー場の近くが聖地らしいので、今度寄ってみようかな