感想を書くのが野暮なぐらい何もかもが変わらず良かったな。話がマンネリ化しているといった意見もあったが、変わらないからこその良さがあると自分は思う。短編集みたいな構成だったが、だからこそこの作品の美しい雰囲気と話を感じることができた。山あり谷ありの展開ではなく、なだらかな山を一歩一歩登っていく。でもその一歩が毎回心に響いてくる、一期から変わらない感想が二期でも健在。
この作品を見ていてずっと思うのが「美しい」。旅の目的、各地でのストーリー、色彩、音響、アフレコ、何もかもが綺麗。すべての要素がこの作品を形作るのに効果的に働いている。すべてのキャラが好きですべての雰囲気が好きだから、もう無敵状態。ごくまれに若干狙ったかのような展開があるが(今期で言ったら、デート回や、鉱山回など)、そういうのが野暮に感じるぐらい皆の何も変わらない生活自体が美しかった。各話のオチも毎回綺麗。
その中でもちゃんとオンオフのメリハリができているのも素晴らしい。ゲナウたちとの共闘は見入ってしまいました。ちゃんとバトル展開が話のスパイスになっていた。
ここぞというときにとんでもないアニメーションを炸裂してくれて、この緩急に心が掴まれる。一瞬に全てを解放する作画がほんと好き。戦闘をだらだら続けず、一瞬に全力投資する作画だから、その後の静けさの余韻が味わえる。
というわけで、一期と変わらず文句なしの二期でした。全10話だから若干満足感が低いのと、OPの歌詞が露骨すぎたのだけマイナスポイント。一期のYOASOBIでも感じたが、この作品に露骨な歌詞はいらない、2クール目のヨルシカが正解。ただ、それを補うぐらい作中の音響が素晴らしかったので、音楽は”とても良い”にしています。
三期は黄金郷。何やら原作の中でも屈指の人気エピソードらしいね。楽しみです。