天衣は言葉はキツいけど、根は優しくて色々気を遣う子。でも、それを桂香さんが言葉にして伝えると逆に天衣がやりにくくなる。
八一はあいにトラウマを植え付けて、体を使ってまで慰めようとしてくれた姉弟子に「たかが奨励会員に何が出来るってんだよ」「姉弟子と研究なんてしてたら、それこそ勘が鈍っちまう」と言い放つ。これは負けが込んでるからとか若いからというのは関係無く、人間八一の本性なんだと思う。
桂香さんの膝にしがみついて大泣きして、桂香さんの部屋着を噛んで泣き声を堪える姉弟子がいじらしい。
八一の本性を叩き直すのは言葉や差し入れ弁当では無理だから、格上の相手との将棋でそれをやろうとする桂香さんが男前だった。
あいと八一の女流棋士資格申請の儀に付き合ってくれる名人はイイ人。