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とても良い

タナベは「愛」を信じてるのに、現実は何も変わらず、どんどん絶望的な方向に。「愛」の種類は違うかもしれないけど、遠藤周作の『沈黙』で神が司祭や信者に何も語ってくれないという状況を思い出した。酸素が切れたタナベの選択はどうなるんだろう。
フォン・ブラウン号の方は都合の良い奇跡など起こらず、議会と解放戦線のトップにとってはイデオロギーもただの取引き材料でしかなかったのが現実的で良かった。「志」みたいな青臭いことを喚いてるのはハキムみたいな下っ端だけ。
本能むき出しのヤケクソリュシーも良かった。



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