86点
一期からプラス1点。まず、期待していた水銀燈のエピソードがしっかりあってよかった。やっぱり根は悪い奴じゃなくて安心した。一期ではヴィラン担当だったからこういうくだりが書けなかったんだろうが、今期は薔薇水晶がその役回りをしてくれているので水銀燈がより引き立つ結果となった。さらに、一期ではただの畜生だった翠星石がただの良いやつになっててよかった。あと最終話で急に戦闘シーンの作画がよくなって驚いた。ローゼミスティカを奪ったドールの能力で真紅と薔薇水晶が戦うシーンが結構アツくていい。
全体的に見ると、薔薇水晶&槐陣営VSジュン陣営というわかりやすい構図になっていて(水銀燈は正直どっちかわかりにくいが)とても見やすかった一方で、裏切りなどのプロットツイストがほぼなくて話にひねりがなかった。ローゼンと思われていた男がローゼンではなかったという展開は良かったが、最終話だったのでそこからの展開も特になく疑問だけが残ってしまった。「ローゼンメイデン第7ドールだと思われていた薔薇水晶が偽物なら、本物の第7ドールは?」「ラプラスの魔の正体は?」など、拭いきれない点がまだまだ多いのでそこをしっかりと3期(2話しかないみたいだが)で回収してくれれば文句なしの良作。
89点
なんだかんだで手を付けられていなかったFateをついに履修。普通にめっちゃ面白い。まず話が分かりやすいし、サーヴァントとかもキャラめっちゃ立ってていいし、ストーリーも軸がしっかりしてて見やすい。映像はufotableなので言うまでもなく素晴らしい。特に、キャスターの登場シーンで子供を騙して56したところで「虚淵ワールドきたー」ってなったし、11話のセイバーとライダーがお互いの王としての在り方をぶつけ合うシーンもよかったし、そのあとのライダーが宝具で王たる貫録を見せつけてくれたのも感動した。さらに言うと、強キャラ枠がイケオジが多いのが地味にうれしい(遠坂、衛宮、言峰あたり)。これは2クール目もかなり期待できる傑作。虚淵さんがここからどう魅せてくれるのか楽しみ。
85点
昔から気になっていたので履修。まず人形同士が戦っていくバトロワ形式のアリスゲームが斬新すぎておもろいし、各ドールのキャラも立ってて良かった。雛苺のストーリーがちゃんとしてた割に、翠星石がいきなり窓から脈絡なくぶっ飛んで来たので何だかなぁという感じがしていたが、あとで蒼星石と一緒にストーリー追ってくれたのでよかった。肝心の真紅はまずCV沢城みゆきの時点で勝ち確ではあるが、しっかり程よいツンデレも織り込まれていてナイス。
だが、ローゼンメイデンだのローゼミスティカだのスイドリームだのエヌのフィールド?だの、説明無しに謎の横文字が大量に出てきて理解にかなり苦しんだ。なんか1人の男がアリスを再現するために大量の人形作って戦わせてますみたいなのは伝わるが、詳細がわからず話の全体像が掴みにくい。ジュンの過去もそこまで触れられず、一番気になるのが水銀燈のエピソード。めっちゃ不憫な過去持ってそうで話の深みを出すのにうってつけだと思うが、結局軽くしか触れられなかったのでそこはもったいない。2期、3期があるようなのでそちらで触れられていることに期待。85点
84点
昔途中で切ってたので再履修。結果、思ったより面白かった。外がゾンビだらけになって学校でサバイバルをする、という設定はかなり斬新でよかったし、ユキちゃんが幻覚を克服していく過程や、みーくんのエピソードも面白かった。しかし、タッチが全体的に萌え系すぎてゾンビのリアリティが足りずハラハラできない、戦闘シーンもあんまり大したことがなく、全体的にシリアスさが足りない印象。また、出血の描写もかなり控えめなのでスリルがない。ストーリーがいいのに画風で損をしているように感じる。あとキャラが定期的に泣くから涙の希少性が薄れて感情移入できない。ただその分学園生活部のみんなは可愛く描かれていてよかった。とくに、りーさんが最高。OPも超有名神曲でそこも勿論高評価。